目次

AWS資格7つ取得の実績

AWS認定資格の取得について、私の実体験をお話しします。これまでに以下の7つのAWS資格を取得することができました。

取得済みの資格一覧

  • AWS Certified AI Practitioner
  • AWS Certified Solutions Architect - Associate
  • AWS Certified SysOps Administrator - Associate
  • AWS Certified Developer - Associate
  • AWS Certified DevOps Engineer - Professional
  • AWS Certified Solutions Architect - Professional
  • AWS Certified Security - Specialty

全12資格のうち7つを取得しており、いわゆる全冠達成まで折り返し地点は過ぎているかと思います。他のことを勉強したいため全冠は目指していませんが、ここまでの経験で資格取得の学習方法をパターン化できたので、全冠はそう難しくないと思っています。

私のAWS資格取得に対する考え方

今回は、私がAWSの学習をする際の「効率的な学習方法」についてお話しします。

前提:資格取得の目的

まず最初に、私のAWS資格に対する正直な考えをお話しします。私は、AWS資格をキャリアアップや社内評価のための手段として位置づけています。そのため、実務で活かすこと以上に、最短で効率よく資格を取得することを重視しています。

人それぞれ資格取得に対しての考え方があるかと思いますが、私は結局のところ実務に活かせるスキルは、実際に手を動かして学んでいかないと身につかないと考えています。

じゃあ、「なんで資格取得するの?」と思うかもしれませんが、正直に言うと資格を持っていることで得られるメリットが確実にあるからです。実際、過去2度転職をしましたが、どちらも面接でAWS資格について触れられ、好印象を得られたと感じています。特に書類選考の段階では、資格があることで確実にアドバンテージになります。

この考え方に基づいて、AWS資格取得のための学習方法を体系化し、効率的に資格を取得するための手順を確立しました。以下に、私の資格取得手順をまとめます。

私の資格取得手順

学習開始前の準備

スケジュールを決める

以下の期間を目安にして、スケジュールを決めます:

  • Foundationalレベル:2週間程度
  • Associateレベル:2週間~4週間程度
  • Professional:4週間~6週間程度
  • Specialtyレベル:2週間~4週間程度

試験の概要を把握する

試験の目的、出題範囲、形式を理解するために、AWS公式の試験ガイドを確認します。ここで全体像を把握することで、効率的な学習計画を立てることができます。

学習開始(試験まで○週間前)

学習方法を検討する

ここが私の学習方法の核ですが、試験合格のための最短の道は、とにかく問題を解くことだと考えています。

最初は「基礎知識もないのにいきなり問題を解くなんて無謀でしょ」と思っていました。でも、AWSの各サービスを書籍や動画教材でしっかり学んでから問題を解いてみたら、「あれ?こんな問題の出し方だったっけ?」となることが多く、時間の無駄だと感じました。

それならば、いきなり問題を解きながら、必要な知識を学んでいく方法の方が、試験に対してピンポイントで効率的だと実感しています。

学習サイトを選定する

どのWEB問題集を使うかを決めます。CloudTechやUdemyなどのオンライン学習サイトを選びます。本番に近い問題と、詳細な説明が掲載されている問題集を選ぶことが重要です。自分の肌に合うWEBサイトを見つけていきましょう。

まあ、正直とりあえずCloudTechを使っておけば間違いないと思っています。CloudTechの回し者ではないですが、おすすめのサイトなので、紹介動画を貼っておきます。

⚠️ 注意:ブレインダンプ系の資格対策サイトにはご用心ください

ブレインダンプサイトとは、IT資格試験の実際の問題を不正に収集・公開しているサイトのことです。これらのサイトは、試験の公正性を損なう可能性があり、AWSの利用規約に違反するため、利用しないことをおすすめします。

私が学習サイトを選ぶポイント

学習サイトを選ぶ時のポイントとして、私はスマホで学習できることを重視しています。

これは私のライフスタイルに大きく関係しているのですが、正直に言うと、仕事から帰ってきてパソコンを開いて勉強するのが、私にはかなりハードルが高いんです。その点、ベットでゴロゴロしながら、あるいは電車の中でも気軽に学習できるスマホは、私の学習習慣を大きく変えてくれました。

通勤時間、昼休み、寝る前の時間など、細かい隙間時間を積み重ねると、意外と大きな学習時間を確保できます。

また、あまり何個も登録して使いこなせないと意味がないので、厳選して1~2個に絞ることをおすすめします。浮気に手を出すより、信頼できるサイトを徹底的に使い倒す方が結果的に効率が良いです。

学習の進め方

WEB問題集で、模擬問題を100~150問程度解きます。3周ほど繰り返すことで、問題の傾向を把握し、解答のパターンを身につけます。

WEB問題集に掲載されているすべての問題を解く必要はありません。ある程度解き終えたら、再度問題を解き直し、間違えた問題を中心に復習します。

試験2~3週間前

試験を予約する

都内での受験の場合は、土日はかなり混雑するので、早めに予約することをおすすめします。

💡 Tips:非英語話者の場合、試験時間を30分延長することができる場合があります

「英語で試験を受ける場合は」という条件付きのようですが、私は日本語で受験しても30分延長されていました。申し込むだけ申し込んでもいいかもしれません。

参考:非英語話者向けの試験時間延長について

試験当日

AWS試験は問題数が多くとても疲れるので、試験当日は脳を休ませるために、あまり勉強しないようにしています。

身分証を忘れず、試験会場に向かいます。試験会場では、身分証の確認や写真撮影が行われます。

試験後

試験結果は、おおむね当日の夜にメールで届きます。合格していれば、AWS認定資格の証明書が発行されます。

私が実感した効率化のポイント

問題演習優先アプローチの効果

最初は「基礎知識もないのにいきなり問題を解くなんて」と思っていましたが、実際にやってみると以下のメリットがありました:

  • 試験の出題傾向を早期に把握できる
  • 必要な知識だけに絞って学習できる
  • 実際の問題形式に慣れることができる
  • 解説を読むことで効率的に知識を習得できる

スマホ学習の威力

スマホでの学習を徹底したことで、私の学習時間は飛躍的に向上しました:

  • 通勤電車内:往復1時間程度の学習時間を確保
  • 昼休み:15分程度の復習時間
  • 寝る前:布団の中で30分程度の学習
  • 休日の隙間時間:カフェでの待ち時間なども有効活用

パターン化による時間短縮

7つの資格を取得する過程で、学習のパターンが確立されました:

  1. 試験ガイドの確認(30分)
  2. 問題集の選定と環境構築(1時間)
  3. 初回問題演習(正答率30-50%でも気にしない)
  4. 解説中心の学習(問題よりも解説に時間をかける)
  5. 2周目、3周目の復習(間違えた問題を重点的に)
  6. 試験予約と最終調整

資格レベル別の学習時間の実際

私の実際の学習期間

参考までに、私が実際にかけた学習期間をご紹介します:

  • AI Practitioner:2週間(新しい分野だったため少し時間をかけた)
  • SAA(Solutions Architect Associate):3週間(最初に取得したので基礎固めに時間をかけた)
  • SOA(SysOps Administrator):2週間(SAAの知識が活かせた)
  • DVA(Developer Associate):2週間(開発系の知識があったため)
  • DOP(DevOps Engineer Professional):5週間(Professional初挑戦で慎重に)
  • SAP(Solutions Architect Professional):4週間(DOP経験を活かせた)
  • SCS(Security Specialty):3週間(セキュリティ特化で範囲が絞られていた)

これからAWS資格を目指す方へのアドバイス

最初の1つが最も重要

私にとって、SAAが最初の資格でしたが、これが最も学習に時間がかかりました。最初の資格で学習方法を確立できれば、2つ目以降は格段に効率化できます。

完璧を求めすぎない

私は「すべてを理解してから次に進む」という考えを捨てました。7割理解できれば次の問題に進み、復習で理解を深める方が効率的でした。

自分に合った学習スタイルを見つける

私にはスマホ学習が合いましたが、人によってはPCでの学習や紙の参考書が合う場合もあります。最初の資格取得の過程で、自分に最も合った学習スタイルを見つけることが重要です。

まとめ

AWS資格7つの取得を通じて、効率的な学習方法をパターン化することができました。特に「問題演習ファースト」「スマホ活用」「学習方法の標準化」の3つが、私にとって最も効果的でした。

資格取得は手段であって目的ではありませんが、キャリアアップや社内評価において確実に効果があると実感しています。これからAWS資格に挑戦される方の参考になれば幸いです。

次は何の技術を学ぼうか、今からワクワクしています!